世界的デザイナー、カール・ラガーフェルド氏死去

シャネルやフェンディといった世界を代表する有名ブランドを手掛け、ファッション界を代表するデザイナー、カール･ラガーフェルド氏が19日午前、パリで亡くなりました。85歳でした。
彼はドイツのハンブルグに生まれ、14歳でパリに移住し、16歳で国際羊毛事務局（現在のザ・ウールマーク・カンパニー）が支援するコンテストで、コート部門で優勝し、17歳に「ピエール・バルマン」で働き始めてからなんと、約70年ほどもファッション業界で活躍し、確信し続け、多くの人から敬愛された偉大なるデザイナーです。

1983年、創業者のココ・シャネルが亡くなり、低迷を続けていたシャネルのクリエイティブ・ディレクターに就任。昔ながらのシャネルとしての魅力を残しつつ、新たなトレンドを取り入れ、シャネルをハイファッションへの頂点へと押し上げました。このように、彼は常に時代の変化に順応し、さまざまなデザインを創り上げてきました。

また、彼の手掛けるランウェイショーのセットはいつも壮大でユニークであります。宇宙ステーションから、商品が陳列されたスーパーマーケット、ビーチのセットまで、ファッションだけではなく、ファッションショーそのものを楽しませてくれるのも彼の魅力の1つでしょう。